妊娠中にインフルエンザにかかったら?赤ちゃんへの影響と受診のポイント

日本では、例年12月から翌年3月ごろに
インフルエンザが流行します。
ただし、流行の時期は年によって異なり、
例年より早く始まることもあります。

妊娠中は
「予防接種を受けても大丈夫?」
「赤ちゃんに影響はない?」
と、
色々不安を感じる方もいるのではないでしょうか。

予防や自宅での過ごし方の基本は、
一般的なインフルエンザ対策と同じです。

ただし、妊娠中は重症化するリスクがあるため、
症状が出たら早めに医療機関へ相談しましょう。

この記事では、妊娠中のインフルエンザの
さまざまな疑問について、わかりやすく解説します。

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妊娠中のインフルエンザは、注意が必要?

妊娠中は、普段よりも
インフルエンザが重症化しやすいため、
注意が必要です。

おなかの赤ちゃんを育てる間は、
免疫の働きが変わり、
心臓や肺への負担も増えるからです。

肺炎などの合併症を起こすこともあるため、
「いつもの風邪だろう」と、
自己判断で様子を見続けないようにしましょう。

主な症状は、一般的なインフルエンザと同じです。

  • 発熱、せき、のどの痛み
  • 強いだるさ
  • 筋肉痛、関節痛

インフルエンザは、高熱が出ない場合もあるので、
「せきが続く」「いつもよりだるい」と感じたら、
熱が高くなくても、早めに医療機関へ相談してください。

受診するときは、まず電話で、
今の症状だけではなく、
妊娠中であることも伝えましょう。
もし身近に感染者がいる場合も、あわせて伝えてください。

受診するなら産婦人科?内科?

「妊娠中だから、産婦人科」と、
いきなり来院せず、まずは電話で聞いてみましょう。

産婦人科によっては、
ほかの妊婦さんへの感染を防ぐため、
内科などを案内することもあるからです。


電話では、次のことを伝えてください。

  • 妊娠中であることと、妊娠週数
  • 今の症状と、症状が出始めた時期
  • 飲んでいる薬や、持病の有無

受診するときは、
母子手帳やお薬手帳も持参すると、
診察に必要な情報を共有しやすくなります。

産婦人科につながらない場合は、
近隣の内科などに電話をして、
妊娠中でも診てもらえるか確認しましょう。

連絡が取れるまで待ち続けず、
別の医療機関に電話して受診先を探しましょう。

すぐに受診した方がいい?

「ただの風邪かもしれないし、
もう少し様子を見ようかな」

と思う方もいるでしょう。
でも、妊娠中は重症化のリスクがあるので、
早めに治療を始めることが大切です。

インフルエンザかもしれないと思ったら、
遠慮せずに医療機関へ電話してください。


とくに、次のような症状があるときは、
すぐに連絡し、受診しましょう。

  • 息苦しい、呼吸がしづらい
  • 水分が取れない、尿が極端に少ない
  • 熱やせきがいったんよくなったのに、また悪化した

一度受診したあとも、症状が悪化したり、
肺炎などを起こしたりすることがあります。
「診てもらったから、もう大丈夫」と思わず、
体調の変化が気になるときは、ちゃんと相談しましょう。

また、息苦しくて会話も難しい、
意識がはっきりしないといった場合は、
ためらわず救急車を呼んでください。

インフルエンザは、おなかの赤ちゃんに影響する?

インフルエンザにかかったからといって、
必ず赤ちゃんに影響が出るわけではありません。
胎児への直接感染は、
一般的には起こりにくいとされています。

気をつけたいのは、お母さんの発熱や重症化が、
妊娠の経過に影響する可能性があることです。

早めに医療機関へ相談し、
必要な治療を受けて、体を休めましょう。

また、次のような変化があるときは、
すぐにかかりつけの産婦人科へ連絡してください。

  • 強い腹痛が続く
  • 出血や、破水かもしれない水分が出る
  • いつもより胎動が少ない、感じられない

「インフルエンザのせいかな」と自分で判断せず、
次の健診を待たずに相談することが大切です。

妊娠中でも薬は飲める?

「赤ちゃんへの影響が心配だから、
薬は飲まない方がいいのでは?」

と思う方もいるでしょう。

でも、薬を飲まずに治療が遅れると、
お母さんの症状が重くなるおそれがあります。
医師は、薬による影響と治療の必要性を考え、
妊娠中でも使える薬を選んでいます。

抗インフルエンザ薬は、
発症後、早めに使い始めることが大切です。
不安があるときでも、自己判断で服用をやめず、
赤ちゃんへの影響のことについても、
医師や薬剤師に相談してください。


薬を使うときは、次の点を心がけましょう。

  • 医師や薬剤師に、妊娠中であることと妊娠週数を伝える
  • 市販薬や以前処方された薬を自分の判断で使わない
  • 説明された量や回数、服用期間を守る

解熱剤や風邪薬も、
妊娠の時期によって注意点が変わります。

「いつも飲んでいる薬だから大丈夫」と思わず、
今の自分が使ってよい薬か、医師や薬剤師に確認しましょう。

自宅療養で、普段以上に気をつけたいことは?

インフルエンザにかかったとき、
自宅での過ごし方の基本は、妊娠中も同じです。
十分な休養と水分補給を心がけ、
家事や仕事は無理をせず、
周りの人にも頼りながら休みましょう。

食欲がないときも、水分はこまめに。
熱の高さだけでなく、尿の量がいつもより少なくないかなど、
体調の変化に気を配ってください。


療養中に、次のようなことがあれば、
もう一度、受診した医療機関へ相談しましょう。

  • 食事がほとんど取れない
  • 熱やせきがひどくなる
  • いったんよくなった症状が、また悪化する

水分が取れない、息苦しい場合は、
様子を見続けず、すぐに連絡してください。

また、妊婦健診の予定があるときは、
「予約しているから」と、そのまま来院せず、
まずは産婦人科へ電話を入れましょう。
今の症状を伝え、予定どおり受けてよいか、
日程を変える必要があるかを確認してください。

妊娠中でも予防接種は受けられる?いつ受けるといい?

注射で接種するインフルエンザの
不活化ワクチンは、妊娠中でも受けられます。
妊娠初期も接種できるので、
「安定期まで待たなければ」と考えなくても大丈夫です。

接種は、流行が始まる前がおすすめです。
例年の冬の流行に備えるなら、
10~11月ごろを目安に考えるとよいでしょう。
ただ、流行する時期は年によって異なります。
地域の流行状況や体調に合わせて、医師と相談してください。
流行が始まってからでも、予防接種は受けられます。


ただし、予防接種を受けても、
感染を完全に防げるわけではありません。
接種後も、次の対策を続けましょう。

  • こまめな手洗いと室内の換気
  • せきやくしゃみが出るときのマスク着用
  • 体調が悪い人との接触をできるだけ避ける

感染予防は、妊婦さん一人ではなく、
家族にも予防接種を受けてもらえると、より安心です。

妊娠中のインフルエンザのご相談は、Sレディースクリニックへ

妊娠中の予防接種や、インフルエンザについてのご相談は、
大阪市生野区のSレディースクリニックへ。

当院は産婦人科・美容皮膚科の診療に加え、
インフルエンザワクチン接種にも対応しています。

風邪や体の冷え、冬のだるさなど、
季節の変わり目や寒い時期の体調についても、
気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

発熱やせきなどの症状がある方は、
来院前にお電話でお問い合わせください。

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