病気・性病の心配
性病の不安があっても、なかなか人には相談しにくいものです。しかし、放置しておくと不妊症などのリスクが高まるため、よくありません。ここでは、性病の種類や症状のほか、具体的な検査方法や治療についてよくある質問に回答します。
性病の基礎知識

性病ってどんな種類があるん?

2022年の時点において、最も多いのがクラミジア感染症で、次に多いのが淋病です。
その他には梅毒、性器ヘルペス、尖圭コンジローマ、HIV感染症、B型肝炎、トリコモナス症などがあります。
それぞれの感染症により症状や治療法が異なりますので、正確な診断が大切です。

性病ってどうやってうつるんやろ?

性感染症は主に性的接触によって感染します。
具体的には、膣性交・口腔性交・肛門性交などの際に、粘膜や皮膚の接触を通じて感染する可能性があります。
感染している方の体液(精液、膣分泌液、血液など)との接触でも感染することがあるため、「直接性交していないから大丈夫」とは限りません。
また、性器ヘルペスやトリコモナス症は、設備の衛生状態が悪かったり性器に傷がついていたりする場合、大衆浴場やサウナでも感染するリスクもあります。
性病の症状

性病になったらどんな症状が出るん?

性感染症の症状は病原体の種類によりさまざまです。
代表的な症状としては、性器やその周辺の痛みやかゆみ、異常なおりもの、排尿時の痛みや違和感、発熱などがみられます。また、生理以外のタイミングで出血が起こる場合もあります。
なお、初期症状は軽いか無症状のことも多く、気付かないうちに進行していることもあるため「症状が現れないから感染していない」というわけではありません。
性病の検査

性病の検査を受けようと思うんやけど、どないしたらいい?

まずは産婦人科やクリニックに電話で予約を取りましょう。
その際に、性感染症検査を希望することをお伝えいただくとスムーズです。初めての方は、女性専門外来のある医療機関を選ぶと安心です。
大阪市生野区で性病に関する相談をしたい方は、女性医師が担当する小路東宮本診療所にお越しください。異性の医師には相談しにくい性病の悩みにも親身に対応いたします。

どんな検査を受けたらいいんやろ?検査の種類と選び方教えて。

病院で行う性感染症の検査にはさまざまな種類があり、医師が適切に判断しますのでご安心ください。
まず問診で症状や心配な点について詳しくお聞きします。その後、内診や視診を行い、必要に応じて細菌検査や血液検査を実施。
細菌検査では綿棒で膣・子宮の入り口のおりものを採取し、クラミジアや淋病などの検査を行います。血液検査では梅毒やHIV、肝炎などの検査が可能です。
症状や状況に応じて、必要な検査を組み合わせて実施しますので、気になることがありましたら医師になんでもお尋ねください。
性病検査の注意点

検査の結果ってすぐわかるん?

検査結果が出るまでの時間は、検査の種類によって異なります。
- キットを使用した迅速検査:15分から30分程度
- 細菌培養検査:3日から1週間程度
- 血液検査:1週間程度
できるだけ早く結果が知りたい場合は、医師にその旨を伝えるとよいでしょう。検査の種類によっては、当日中に結果を知れる可能性があります。

そういえばもうすぐ生理やわ。生理中でも検査って受けられるん?

おりものを採取しない検査は可能です。
生理中であっても、血液検査などは正確な結果を得ることができます。膣内のおりものを採取する細菌検査では出血により検査結果が影響を受ける可能性があるため、生理が終わってから受診しましょう。
どうしても生理中に検査を受けたい場合は、予約時にその旨を伝えてください。医師が状況に応じて、実施可能な検査を判断します。
性病検査の注意点(値段未)

検査の結果ってすぐわかるん?

検査結果が出るまでの時間は、検査の種類によって異なります。
- キットを使用した迅速検査:15分から30分程度
- 細菌培養検査:3日から1週間程度
- 血液検査:1週間程度
できるだけ早く結果が知りたい場合は、医師にその旨を伝えるとよいでしょう。検査の種類によっては、当日中に結果を知れる可能性があります。

そういえばもうすぐ生理やわ。生理中でも検査って受けられるん?

おりものを採取しない検査は可能です。
生理中であっても、血液検査などは正確な結果を得ることができます。膣内のおりものを採取する細菌検査では出血により検査結果が影響を受ける可能性があるため、生理が終わってから受診しましょう。どうしても生理中に検査を受けたい場合は、予約時にその旨を伝えてください。医師が状況に応じて、実施可能な検査を判断します。

あと、性病の検査って保険使えるん?

性感染症の検査は、保険が適用される場合と適用されない場合があります。
症状があり、医師が必要と判断した検査は保険が適用されることが多いです。ただし、自己希望による検査(いわゆる検診)は全額自己負担となります。自己負担の場合は、検査の内容により○○円から○○円、保険適用の場合は3割負担となりますので、○○円から○○円程度です。
性病の治療

もし検査で陽性って出たら、どないしたらいい?

多くの性感染症は適切な治療で完治しますので、慌てる必要はありません。
感染している病気の種類や必要な治療について医師より詳しい説明があります。また、パートナーの方の検査や治療も重要です。
小路東宮本診療所では患者様が不安のないよう、女性医師が親身に対応いたしますのでご安心ください。

具体的にどんな治療するん?

治療方法は感染している性感染症の種類によって異なりますが、多くの場合は抗生物質などの薬による治療を行います。
重要なのは、症状が改善しても指示された期間は治療を継続することです。治療の完了後には再度検査を行い、完治を確認するとより安心できるでしょう。
性病の予防

性病予防するには、どないしたらいいんかな?

性感染症の予防には、まずコンドームを正しく使用することが重要です。
膣性交だけでなく、口腔や肛門での性交を行う際にもコンドームを使用することで、粘膜との接触や体液の交換を防げます。

性病の検査って、どれくらいの間隔で受けたらいい?

定期的な検査を受けることで、早期発見・早期治療が可能になります。
活発な性的活動がある場合は3ヶ月ごと、それほど頻繁でない場合は年に1回程度の検査を行うとよいでしょう。
パートナーとはオープンなコミュニケーションを取り、お互いの健康管理を心がけることが大切です。
まとめ
◎性病は早めの検査と治療が大切
性病は気が付かないうちに感染していることがあります。性病に感染すると「恥ずかしい、誰にも言えない」と考えてしまうかもしれませんが、症状を改善するには治療が必要です。気になる症状があるときは、まず医療機関を受診しましょう。
小路東宮本診療所は大阪市生野区で女性医師が担当するクリニックです。病気や性病の心配についてお話をうかがいますので、まずは一度ご来院ください。不安に寄り添い、親身に対応いたします。

- 監修宮本 聖愛小路東宮本診療所 産婦人科・美容皮膚科 医師
-
大学病院や市中病院で産婦人科医として研鑽を積み、産婦人科専門医を取得。2024年7月に産婦人科・美容皮膚科を開設。産婦人科専門医・女性医学学会会員・アンチエイジング学会会員。
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