美容効果だけじゃない!更年期障害の改善も期待できる「プラセンタ」

「最近、何となく心身の調子が良くないな…」
と感じる女性の方にお伺いします。

以下に挙げるような
「原因がよくわからない症状」が続いていませんか?

  • 顔がほてり、汗が止まらなくなる
  • イライラしたり、気分が落ち込んだりする
  • 体がだるく、疲れやすい
  • 動悸、めまい、立ちくらみがする
  • 頭痛、肩こり、腰痛、関節痛がある
  • 月経周期の乱れ、経血量の変化がある

これらの症状には「女性ホルモンの減少」や
「自律神経の乱れ」による更年期障害が
関係している可能性があります。

閉経前の5年間~閉経後の5年間までの10年間が
「更年期」と呼ばれる期間になりますので、
40代~50代の女性なら何も特別なことではありません。

更年期というステージに入った方に見られる、
上記のような症状を改善する方法として
「プラセンタ注射」という選択肢があります。

「美容成分」として広く知られるプラセンタですが、
プラセンタとは一体どのような成分なのか?
プラセンタがなぜ更年期症状の改善に役立つのか?
といったことについて、婦人科の女性医師が解説します。

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婦人科で行われる「プラセンタ注射」とは?市販のプラセンタとの違いは?

プラセンタやプラセンタ注射ってどんなもの?

プラセンタとは、母体と胎児をつなぐ胎盤のこと。
胎盤にはアミノ酸やビタミン、ミネラルといった
生命の維持や成長に必要不可欠な栄養素が凝傷されており、
それら成分の複合的な働きについて、
更年期障害で見られる諸症状の改善効果が認められています。

当院(大阪市生野区のSレディースクリニック)のような
婦人科で行われている、更年期症状の改善を目的とした
「プラセンタ注射」とは、
国内の健康な妊婦さんから提供を受けた
「ヒトの胎盤」から抽出したエキス(医療用医薬品)を
体内に注入する治療法です。

なお、プラセンタ注射剤(メルスモン)は、
日本で70年前から医療用医薬品としての実績があります。

※プラセンタ注射の効果や実感の仕方には個人差があります。

医療用のプラセンタと市販のプラセンタとの違いは?

ドラッグストアなどで、美容目的で市販されている
プラセンタがあります。
それらのサプリメントやドリンクタイプのプラセンタは、
豚や馬、羊の胎盤から作られたものです。

これらは法律上「食品(健康食品)」に分類されるもので、
肌の保湿や健康維持が目的となります。

一方、婦人科などの医療機関で処方されるプラセンタは、
厚生労働省から認可を受けた「ヒト由来」の
医療用医薬品です。

医学的に認められた効果・効能があるだけでなく、
体内への吸収率などの面で市販品とは大きく異なります。

なぜ更年期障害の改善にプラセンタ注射が良いの?期待できる3つの効果

プラセンタ注射に期待できる3つの効果とは?

1)イライラや不眠といった「自律神経症状」の緩和

理由のないイライラ、気分の落ち込み、
不安感のほか、不眠などの症状の改善に
効果を発揮することがあります。

プラセンタ注射によって自律神経が整えられれば、
リラックス効果が得られたり、
質の良い睡眠が取れるようになったりします。

2)顔のほてりや急な発汗(ホットフラッシュ)の改善

更年期の代表的な症状のひとつが、
顔のほてりや急な発汗といった「ホットフラッシュ」です。

プラセンタ注射は、それらの症状に対する効果が
認められています。
プラセンタに含まれる成分が、
血管の急激な収縮や拡張を
コントロールする働きをサポートし、
突然の汗や火照りが抑えられます。

3)疲れやだるさ、肩こりなどの解消

プラセンタに含まれる成分には、
血行促進作用や抗炎症作用があると考えられており、
「どれだけ休んでも疲れが取れない」
「首・肩・腰が痛い」といった症状を
和らげる効果が期待できます。

更年期症状の改善だけでなく、美容効果を得られることも

プラセンタ注射剤は更年期障害の治療薬ですが、
多くの人に知られている通り、
プラセンタには美容に役立つ成分が含まれています。

個人差がありますが、肌のターンオーバーの促進、
シミやくすみ、肌荒れの改善といった
効果が得られる場合もあります。

プラセンタ注射は健康保険が適用されます(条件あり)

45歳~59歳の女性で更年期障害などの
診断を受けた方は健康保険が適用され、
1回あたり数百円からプラセンタ注射による
治療が受けられます。

詳しくは受診する医療機関にご相談ください。

プラセンタ注射はどこで受けられる?副作用や注意点は?Q&A形式で解説

プラセンタ注射は長い歴史がある、
安全性の高い治療法ですが、
一般の患者さんにはわからないことが多いのが実情です。

プラセンタ注射を受ける前に、
知っておくべき大切なポイントをQ&A形式で解説します。

Q. プラセンタ注射に副作用はありますか?

A:重い副作用が起こる可能性はかなり低いです。

更年期障害の治療に使用される
プラセンタ注射(メルスモン)は、
1956年から医療現場で広く使われていますが、
重篤な副作用の報告はほとんどありません。

注射をした部分が赤くなったり、
軽い腫れや痛みが出たり、
眠気やだるさを感じたりすることはあります。

Q. 体のどこに注射されますか?痛みはありますか?

A:注射する部位はとくに決まっていません。

一般的には上腕に注射されますが、
目立たないお腹やお尻に注射する場合もあります。

なお、更年期障害の治療を目的に
メルスモンを注射する場合、痛みはほとんどありません。

Q. プラセンタ注射はどのくらい継続する必要がありますか?

A:患者さんによって異なります。

症状の程度や効果が認められるかどうかなど、
個人差がありますので、一概にはいえません。

注射の頻度や期間については、治療を担当する医師に相談してください。

Q. 薬を飲んだり、他の治療を受けたりしても大丈夫ですか?

A:基本的に問題はありませんが、事前に医師に相談してください。

一般的なお薬(風邪薬や抗アレルギー薬、漢方薬)
などは問題ないことが多いですが、
念のため、医師に相談してください。

Q. プラセンタ注射をすると献血ができなくなるって本当ですか?

A:はい。本当です。注射をすると献血はできません。

一度でもヒト由来のプラセンタ注射を受けた方は、
献血ができなくなります。
また、原則として臓器提供を控えることが求められます。

これは、輸血による感染症リスクを
考慮しての措置ですので、
その点を事前に考慮しておく必要があります。

※過去にプラセンタ注射による感染事例の報告はありません。

更年期の不調に我慢は不要です。お近くの婦人科にご相談ください

更年期障害をお持ちの方は
「これくらいの不調は、女性なら誰でも抱えている」
などと考え、我慢をされることが多くなります。

治療よりも家事や育児、仕事を優先される
ケースが多く、重症化のリスクが高まるだけで、
何ひとつとして良いことはありません。

つらい更年期障害の治療法として、
今回はプラセンタ注射を取り上げましたが、
プラセンタ注射のほかにもホルモン補充療法や
漢方薬といった他の治療法もあります。

何らかの症状をお持ちの方は、
ぜひ一度お近くの婦人科を受診してみてください。

大阪市生野区のSレディースクリニックは、
院長をはじめすべてのスタッフが女性のクリニックです。

婦人科に加え美容皮膚科も併設しており、
健康から美容まで幅広いご相談に対応できます。
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